●人魚の肉
組み紐で封印されたいわゆる玉手箱の中に3つの肉片が入っている。肉片は、今生体から取り出されたかのように新鮮で決して腐ることは無い。
同梱された古文書によれば、3つのうち2つは、偽物でありそれを食した者はやはり偽の人魚の肉になると言われる。
残りの一つ、本物の人魚の肉も猛毒であり、食した人間はほとんどの場合死亡する。
まれにこの毒に耐性を持つ人間が存在し、不老不死を得るとされる。
しかし、その場合にも、体質の差により色々な症状が現れる。よくある症状として、全体、もしくは体の一部が半魚人化する。この場合は知性を失い人を襲う場合がある。
また体に変化がない場合でも知性を失う場合もある。上記の場合以外でも不老だが寿命がある場合もある。
人間の体のまま、知性を失わず。かつ不老不死を得るのはまれである。
1500年代から、ありとあらゆる戦争に参加している女性が存在すると言われているが彼女もまた人魚の肉を食べたと噂されている。
●ミミズ
遺伝子改良により、ミミズの肉を改良。刑務所の囚人を使うことによって生産コストを削減。安価・定期的な供給を可能とした。
味は牛肉そっくり。ファーストフード店等に供給されていたが、供給源である少女鑑別所が火災をおこし、それと共に資料・記録も焼失した。
NZF-0010Jに関連アイテムあり
{都市伝説& 漫画『スケバン刑事』和田慎二 白泉社}
●食用猫
大手ハンバーガーチェーンで使用されていた物
{都市伝説}
●納豆製造装置
[注意: 決して作動させてはならない]
装置内部で時間軸を操作し、納豆の醗酵時間を圧縮することで、ちゃんと時間をかけて醗酵させた美味しい納豆を一瞬のうちに製造することが出来る。時間軸をループさせることで、少量の材料から無限の納豆を作りだすことも可能である。
{小説 『なんたって仏滅』火浦 功 早川文庫JA 『大冒険はおべんと持って』に収録}
●汚れたアンパン
濡れたり、汚れたりして破棄された目鼻のあるアンパン
胴体に接続されてきれいな状態であれば「愛と勇気」を 供給する力を持っていたとされている。
毎週提供され続け、数百個に及んでいるが、破棄されたものからは「愛と勇気」の供給システムは、ついに解析されなかった。
{漫画、アニメ 『アンパンマン』 やなせたかし}
●料理
『東京日の出食堂』で採集された料理。使用された食材は通常の物。しかし、食した者は巨大化・空中浮遊・怪光線などのミュータント能力を発揮する。
{漫画、アニメ 『ミスター味っ子』 寺沢大介、講談社}
●神に捧げられし料理
眠れる神『クトゥルー』に捧げられたイカモノ料理(=ゲテモノ料理)。
天才イカモノ料理人『内原富手夫』の作った物であり、原材料・料理法一切不明。外見は形状しがたく、見ただけで軽度の精神障害を促す。
内原はこの料理を完成させた後、姿を消す。
{小説 『妖神グルメ』 菊池秀行、ソノラマ文庫}
『すいかソーダ』、『すいかソーダ2』、『Dr.ペッパー』、『ルートビア』、『プロドライバー飲料』、『シイタケソーダ』、『米屋のあつあつスープ』、『カルピスコーラ』、『カレースープ』、『メッコール』、『タヒボベビータ』、『サスケ』等の一種独特の缶ジュースしか売られていない自動販売機。
製造会社も缶ジュースを補充する会社すら不明。補充している姿を目撃されていないが、売り切れたことはない。一説には『MJ12』との関係もうわさされている。
蓬莱学園より回収された。
{ネットゲーム、TRPG、小説、漫画 『蓬莱学園の冒険』 遊演体}
●乾燥状態の卵
水を加えるだけで急速に孵化、繁殖する甲殻類の卵。もともとは、『シーモンキー』として知られる小型の節足動物を改良したものである。
休耕田等で繁殖させることにより、稲作農家の多角化をはかる等の経済効果が期待されたが、湿潤な日本の気候下では、繁殖率が高くなりすぎてしまい、生息地の植生に重大な問題を与えることがわかって計画は中断された。
将来、日本が砂漠化した時に備えて、卵の形で保管されている。
●市販ハンバーガーのサンプルと分析結果
ある科学者の自宅から回収されたサンプルと研究ノート。
研究内容はファーストフード数社のハンバーガーの肉の成分分析で、半ば冗談で始めたものらしくページの始めのほうには研究者の余裕が見て取れる。しかし、研究を続けるうちに精神錯乱におちいったらしく、中盤からあちこちに「奴らが狙っている」などの書き込みがある。
筆跡が乱れている上、妄想にとらわれ始めた時期から内容を暗号化して いるため、判読は困難、「ミミズでも猫でもカピバラでもない」「ATGC以外」といった走り書きが見て取れる。
なお、作成者は現在精神病院に入院中であり、退院の目処は立っていない。
NBC-0002Jに関連アイテムあり
人間というのは幼少期から幾つもの試練を乗り越えなければ、成熟した人格を形成できない。
しかし、身体的に害のある存在では、本末転倒である。
そこで開発されたのが、『不味い食材』である。
乳幼児には耐え難い『不味さ』を実現し、それを特に栄養価の高い食材に使用することにより、『不味さを乗り越えても、食べなければならない』状態を作り出している。
現在、市場に出回っているのは、これらの方針に則って遺伝子改造された食材である。
今後、情操教育の画期的な進展が成された際には、『不味い食材政策』をうち切るため、本来の味の食材をサンプルとして保管しておく必要がある。
●相撲茸
[注意:入り口が狭く、作りが頑丈で、外部との連絡手段の無い部屋で食してはならない。]
福島県ウチャリ山に自生するキノコ。外見は力士に酷似しており、2メートル前後まで成長する。菌類でありながら、独力で自らの体を動かす事ができ、風も無いのに始終ゆらゆらと揺れている。
部位によって、食感や味が違うが総じて美味。また、栄養価についても、
非の打ち所の無い完全栄養食である。 さらに、これを食すると力士同様の巨躯と強力を身に付けられるが、食事サイクルについても力士同様となる。
{短編小説集 『どすこい(仮)』より『すべてがデブになる』 京極夏彦}
●虹弁
首都郊外に存在する、某高等学校の女子生徒が調理し作り上げた弁当
外見はごく普通の弁当であり、変わった点は見られない。きわめて美味ではあるが一種の覚醒剤に似た作用があると思われ、服用者の精神力、知力・体力を向上させる。
この弁当を作った女子生徒の氏名から、『虹弁』と呼称されている。
なお、同高校の一年女子にも、特異な弁当を作り出す生徒がいる。こち らは外見とは異なり、不美味な上に食した者の体力・精神力を低下させる
効果がある。
{ゲーム 『ときめきメモリアル』 コナミ}
常温、常圧で保管しても絶対に腐敗しないサンドイッチ。米軍によって開発されたものを自衛隊の予算で改良した。胃液や腸内細菌によっても分解しないことが確認されている。
●セイカクハンテンダケ
見かけは普通のシイタケそっくりではあるが、よく見ると星型の模様がある。 東北地方の降山周辺にのみ生える。
一応、食用ではあるが、食べた者の性格を反転させる(大人しい人が凶暴に、元気な人が物静かに)性質があり、食べるときは注意が必要。
なお、このキノコからは幻覚成分は検出されておらず、これを調理した女性の調理方法も調査の対象にするべきであろう。
{ゲーム 『痕』 リーフ}
●ハゼのひもの
警視庁特車二課謹製と表示された大量の段ボールに詰め込まれている。習慣性あり。
{アニメ 『ミニパト』}
●乾燥水
8 gの粉末の入ったビニールパック。適量の水を加えて3分待つだけで、飲料水が得られる。
●ローマ饅頭、フィレンツェせんべい
古代、イタリアと日本が陸続きであったことをしめす名産品。
{小説 『マリア様がみてる』シリーズ 『チャオ ソレッラ』 今野緒雪コバルト文庫}
直径 12 cm程の球形おにぎりに偽装された爆弾。表面には海苔がまかれている。アテネオリンピックの便乗テロに用いられた。