●始末書
コレクター組合が収集任務に失敗した時に提出された始末書の山。いずれも民間の収集団体『スプリガン』の妨害を受けたとされている。
『スプリガン』に対する調査書も同時に保管されており、やはり「未知技術の隠匿、収集」を目的とした団体であることが判明している。
秘密倉庫と目的が一致していることから、協力体制を作ろうとする提案もこれまでに何度かなされたが、いずれの場合も提案者が不幸な事故により引退したため立ち消えと成っている。
｛漫画、アニメ 『スプリガン』 たかしげ宙／皆川亮二 小学館｝
某官庁より厳秘扱いでの保管要請。
近い将来の地軸移動の発生、及びそれに伴う災害（当然全地球規模である）の予測報告書。「日本の被害は諸外国に比べれば軽微である」旨記されている。
計画書には食糧を自給するための合成食料開発や、エネルギー自給のための衛星の打ち 上げ、変動後の軍事的・外交的閉鎖および窓口としての都市の建設などが列記されている。
なお、この事態を事前に察知した超能力者と思われる女性を捕獲、コールドスリープで保存 しているとの報告書も添付されている。
｛ＴＲＰＧ 『トーキョーＮ◎ＶＡ』 サプリメント 『ＢＬＡＫＫＢＯＸ』 ＦＥＡＲ｝
●室温超伝導に関する文献
室温で超伝導が発現したことを示す論文、新聞の切り抜き等
｛本当｝
●MLMの組織図
日本に存在するすべてのMLM（Multi-Level-Marketting）の組織図。すべてのツリー構造組織が最終的に一点に集中している。
何らかの儀式の模様を撮影したビデオテープ。
僅かに写った背景から、儀式が行なわれた場所は大阪の某双子ビル脇であることが確認されている。
撮影の日付は９５年１月１７日午前２時となっている。
●21世紀記念式典の招待状
文部省主催のパーティの招待状。日付が2000年１月１日になっている。
●地方自治体向け大規模災害対策マニュアル
建設省が中心になってまとめたもの。「今後の災害に備えて」、災害の起った地域の区画整理を行い、地域住民の持っている土地を、無償、もしくは地価よりもはるかに安い値段で強制的に取り上げ、国もしくは地方自治体の所有物にせよ。と書かれている。
実際に阪神淡路大震災で適用された。
●世紀末助成金交付簿
経済企画庁が、不況回復の対策として実施した助成金の交付先と金額のリスト。
世紀末思想を大衆に植え付けることに寄与した団体や出版物を対象としており、「どうせ１９９９年で人類は滅びるんだあ」と考えた人々の散財が個人消費拡大の切り札と位置づけられている。
某少年週刊誌の漫画などがリストに挙がっている。
●出納簿
自衛隊の迷彩服購入に関する出納簿。
当該迷彩服は有事に備えて、防衛庁が独自に緊急増員（徴兵）むけの装備として大量に購入していたものであるが、法務省、大蔵省の知るところとなり、秘密裏に処分せざるを得なくなった。
さすがに破棄するのは不経済と思われたため、一部を一般市場に流出させ、ミリタリーファッションとして原価の数倍で販売することで予算の穴埋めは完了している。
●告訴状
陸上競技会における不正に関してうさぎがカメを訴えたもの。
内容は、レギュレーションのレース開始後の一方的な変更（始め、「むこうの山の麓」であったゴールを、うさぎに連絡せずに「山の頂上」までのレースに変更したこと）を理由としたレースの無効仮処分申請と、それにより、うさぎが被ることになった不名誉に対する損害賠償を求めたものである。
●超能力研究所に関する調査報告
前身は、某電機メーカーの研究室だったが、兵器応用への実用化のめどが立った時点で、表向き発展的解消ということにして、地下に潜った。
主に、遺伝子改造と薬物投与による超能力者の強化、改造が行われている。被験者のパーソナルデータについても記載が有り、特にNo. 28 コードネーム『ＡＫＩＲＡ』は異常に高い数値を示している。
｛漫画、アニメ 『AKIRA』 大友克洋
SONY}
●計画書
ある種の人間を無害化するための作戦計画書。
対象となる人間は、「旺盛な好奇心と様々な知識や情報の獲得を好む性向を持ち、自分の価値観による価値判断が可能な」陰謀による社会支配にとってもっとも有害となりうる可能性を持つ者たちである。
具体的な行動計画として、
計画書の末尾には、………シュミレーション・ウォー・ゲーム（済）、ＲＰＧ（済）、コレクタブル・カード・ゲーム（現在、第３段階に移行中）、セガ系コンシューマゲーム機(済)、と書かれている。
もともとは、権力者がその特権を利用して個人的な所有物としていたものだが、一部、存在がマスコミにもれたため、スキャンダルを恐れた人々からの依頼で回収された。
サインの半数以上が アメリカ国籍、アジア人のモノは ひとつもない。
●北方領土返還問題に関する覚え書き
1992年の『東京宣言』の一部として、日露間で交わされた覚え書き。北方四島に設置されている旧ソビエト連邦の秘密倉庫に関して、その秘密裏の移転及び危険物処理の費用を日本政府側が持つことで合意したという内容である。
日本のバブル崩壊により実施が危ぶまれている。
●北方領土返還問題に関する覚え書き
北方領土を先住民族であるアイヌ民族に返還するとした旧ソビエト政府の外交文書、詳しい取り決めをする前にソビエトが崩壊したためうやむやとされた。
某国空軍のステルス機に使われた塗料を分析したもの。非常に狭い範囲ではあるが、特定波長の電波に対して特異な反射率を示している。
つい最近、コピーが持ち出された形跡がある。
北緯20度25分13秒、東経136度04分20秒に存在していた沖ノ鳥島は、波による侵食のために岩礁が消滅し、完全に水没していることが確認された。
しかし日本政府は200カイリ経済水域確保のため、本土から岩を輸送して自然の岩礁として偽装。その後、僅かな岩礁のみが残っていると発表 し、1998年からおよそ300億円をかけて岩の周囲をコンクリートで固める保全工事を行なった。
●悪魔の”世を忍ぶ仮の姿”の写真を集めたファイル
多数の写真とネガが保存されている。特筆すべきはほとんどすべての写真が富士写真フィルム製のフィルムで撮影されていることで、彼らとメーカーの関係は現在調査中である。
同封のメモにはデーモン小暮、エース清水、ルーク篁、ライデン湯沢、ゼノン石川ダミアン浜田、ジェイル大橋、ジード飯島、ゾット星島などの名前があげられている。
彼らは最近日で本当の姿を現し、『聖飢魔Ⅱ』と名乗り悪魔教の布教活動（黒ミサ）をしていたらしい。
悪魔教の経典も共に保管されており、中には「お父さん、お母さんを大切にしよう！」と言った驚くベき教義が記されていた。
また、別の報告では彼らは既に現実世界の征服を完了し、ニ次元世界の征服に乗り出したとのことである。
●ペーパー大学の卒業者名簿
特許大学、ミスカトニック大学をはじめとする、寄付金を積むだけで学位を発行してくれるいくつかの大学の卒業生名簿。大学名は国内外を問わず、また、現役政治家達の名も多数見ることができる。
●CDR
ユーゴスラビアの首都ベオグラード周辺の地図と検索ソフトが入っている。CIAより某社に発注されたが納期が間に合わなかったらしい。
●メモ
「当該銀河系内部は日本の周辺である」という政府公式見解のメモ
ほぼ同時期に発見された資料として、EZF-0077Jとの関係も調査中
1999年夏までに国家公安委員会が日本の秩序維持のために行ってきた盗聴活動の全記録
●書簡「政府から食品・医薬品関連企業の皆様へのお願い」控え
内容は、製品開発・広告宣伝において、「天然成分だから安全」というメッセージを消費者に流全」と信じさせる政府の計画を支援せよ、というもの。
天然成分の添加物に対しては審査基準を低くし、研究開発費を大部分肩代わりすることが確約されているが、同時に、企業に対し、その製品に政府開発の（天然の）物質を添加するよう政府からの要請があった場合にはそれに従うよう求めている。
●WEGのTRPG、『TORG 日本ソースブック』の草稿
書いてはならない真実が多くあったため、改定を受けたが、それでもなおそれをくぐり抜けた物があった。
●5000円札のデザインに関する覚え書き
現行の5000円札は、半分に折ると、裏面の真ん中が『上九一色村』であることがわかる。
同時にそこを拠点としていた宗教団体から政府高官に多額の寄付があったことを示す資料が保管されている。
●「クローン技術広報計画書」
政府内部文書。正式名称は、「遺伝子複製技術に関する国民的合意の形成のための広報教育活動に関する計画書」
国民全体に対し、「人類はすべての生命体の中で最も複雑な物であり、ニンジンや牛と違ってクローン人間の作成は不可能である」という考えを植え付けることを目的に、科学者や出版社、放送局の協力を求めることが記されている。
ある期間が過ぎた後、計画の次の段階に入るとされているが、その具体的な時期についての情報は抹消されている。同様に、計画の次の段階の詳細、そもそもの計画の目的などは、この計画書では触れられていない。
中には、不良品に対しクレームをつけた一般ユーザを総会屋として処理してきた例が多数含まれている。
●人面犬に関する調査報告
内閣調査室が極秘裏に各研究機関依頼して行った調査の結果。
１．動燃・動力炉核燃料開発事業団による調査結果
「いくつかの標本や目撃事例や国内の状況から考えて、問題の生物が放射線による突然変異の産物である可能性はないと断定。国内のいずれかの政府機関が秘密裏開発したロボットが目撃されたのではないかと結論づけている。」
２．工技院・通産省工業技術院による調査結果
「いくつかの標本や目撃事例や国内の状況から考えて、問題の生物が人工の機械類である可能性はないと断定。国内のいずれかの政府機関が秘密裏に行った遺伝子操作実験の産物ではないかと結論づけている。」
３．厚生省による調査結果
「いくつかの標本や目撃事例、国内の状況から考えて、問題の生物が遺伝子操作の産物である可能性はないと断定。国内のいずれかの原子力発電所関連施設から出る放射性廃棄物の影響
で出来た突然変異体ではないかと結論づけている。」
４．内閣調査室による最終報告
「いくつかのレポートの内容を吟味した結果、すべての研究所の職員は本当に無能であるかあるいは本当に有能であるかのどちらかであると結論づけている」
｛都市伝説｝
●公聴会の報告書
欧米で広く普及しているバカ歩き通勤の日本での導入の是非を問う公聴会の報告書。
殺伐とした通勤時間に笑いとゆとりを与え、また１歩ごとに時間と広い空間を必要とすることから結果的に通勤ラッシュの緩和となるなどの理由による賛成派、ただでさえ長い通勤時間が倍増することや、足を高く上げる歩行法は階段が多く足が短い日本の社会風土に合わないとする反対派
の双方とも譲らず次回公聴会は無期延期、報告書の内容は両論併記にとどまった。
{ＴＶコメディ『モンティパイソン』}
●工事申請書
都心の遊園地に隣接する野球場の全面改築時に提出された工事申請に必要となった数々の書類。
表向きこの工事は収容人員の増大・ドーム球場化によるファンサービスが目的となっている。しかし、実際には極秘特殊部隊所有の巨大空中母艦の発進口を兼ねていた旧球場が、発進口の老朽化によりいつ陥没してもおかしくない状態になったため、発進口を東京湾上に移設すると同時に旧発進口を封鎖するためのものであった。
なお、遊園地内に存在する人員用の通路は現在でも封鎖されておらず、視界が制限された状態での市街地での格闘戦訓練と逼迫する部隊運営資金の補填を兼ねたヒーローショーが毎日曜日開催されている。
000822追記： ある記者に秘密部隊の存在を公表されたため、「彼らは30世紀から時間犯罪者を逮捕するためにやってきたもので、現在在住の1青年の協力によりその活動を行っている。日本政府もその存在を最近確認したところである」という荒唐無稽なカバーストーリーを作成し、その路線に沿って政府の「対策」を発表中である。
{ＴＶ特撮『大戦隊ゴーグルＶ(ファイブ)』、『救急戦隊ゴーゴーＶ(ファイブ)』、『未来戦隊タイムレンジャー』}
●三つ目民族実在の証拠、論文
古代三つ目民族実在をしめす各種論文、杖や赤い槍を含む証拠、三つ目民族が作ったとされる遺跡の報告書など。三つ目民族が現存するという報告書 多数。
特徴として、三つ目封印によって第二の人格形成などがあげられ、三つ目解放時には、気を操る、異獣召喚、古代知識継承などの能力を操る。
｛漫画 『３×３ｅｙｅｓ』 講談社 高田裕三、
『三つ目がとおる』 講談社 手塚治虫、
『ＤＲＡＧＯＮ ＢＡＬＬ』 集英社 鳥山明｝
●埋蔵金発掘にかかわる報告書
DZF-0045J 全国埋蔵金地図に記載された情報を元に政府主導の大規模土木工事として行われた発掘作業の報告書。
隠れ蓑とされた工事には、長良川河口堰、東京湾横断道路等があげられている。ほとんどの発掘工事が実際に発掘された埋蔵金の金額まで計算に入れても大赤字となっているが、責任を取らされることを恐れた官僚たちの手で表向きは黒字ということにされている。
●卒業者名簿
隠蔽すべき事項が多数に及ぶため公には存在しないことになっているいくつかの学校の卒業生名簿。当名簿に記載の人物が卒業証明書等が必要になった時の書類偽造に必要なデータも同時に収められている。
該当する学校の卒業生は、文部省指定の各教育課程を修了していないため、本来ならば次の教育課程に進むことができないが、正規の課程修了者と同等の(時にははるかに上回る)学力を所持する者も存在する事が判明している。大検などの公の救済方法では該当する学校の存在が明らかになる恐れがあるため、特別に該当する学校の卒業をもって各教育課程の修了としている。
現在のところ、以下の学校の名簿が納められ、各年度末ごとに更新されている。
なお、以下の学校の卒業者名簿の搬入も検討されたが、付記の理由により行われていない。
{メイルゲーム・ＴＲＰＧ・小説 『蓬莱学園』シリーズ 遊演体
漫画 『魁！男塾』 宮下あきら
メイルゲーム 『夜桜忍法帳』 遊演体
ＴＲＰＧ 『番長学園！！ＲＰＧ』 ホビージャパン
ＴＲＰＧ 『学園戦国エルジェネシス』 ＦＥＡＲ
漫画 『陸軍中野予備校』 安永航一郎
ゲーム 『ときめきメモリアル』 コナミ
漫画 『うる星やつら』 高橋留美子
漫画 『究極超人あ～る』 ゆうきまさみ
漫画 『さすがの猿飛』 細野不二彦
漫画 『とっても少年探検隊』 あろひろし
ＴＲＰＧ 『特命転攻生』 エルスウェア}
●超自然学会予稿集
戦前の日付が入っている。透視や精神感応に関して、全部で２０件ほどの報告がなされたようであるが、現在、名前の知られている学者は一人も含まれていない。
東大の心理学課教授が、司会を務めたとされるが、現在、過去を通じて東大に該当する教授がいたという記録はない。
自らの団体の歌と旗を日本国の国旗、国歌としようと画策したカルト団体による計画書。
第１段階として、２０世紀末までに、現在暗黙のうちに多数に認められているものを法制化して「法定」にひきずり降ろし、第２段階としてメディアによる国民洗脳を行い、第３段階として２１世紀半ばに国民投票による法改正で改定する計画であった。
DZF-0053Jに関連アイテムが保管されている。
●勅命書
幅３０ｃｍ、長さ１ｍの巻物状の、明らかに地球外生命体の言語によって記述された文書。
ただし、署名部分には日本語で「銀河星王家1260代女王 光国葵」と書かれている。翻訳の結果、銀河星王家の首都を日本国天野原町に遷都する勅命書である事が判明した。
VCE-0006-1～Jに天野原町関連のアイテムが収納されている。また、ほぼ同時期に発見された資料として、EZF-0061Jとの関係も調査中である。
{ＴＶアニメ『宇宙海賊ミトの大冒険 ２人の女王様』}
●設計図多数
原因不明の事故のために倒壊した、とある研究所より回収されたもの。
実に数千点に及ぶその量の膨大さ、戦闘用から一般家庭用、現代の科学で十分実現可能なものから到底実現不可能な（実現したとすればそれはまさに神か悪魔の所業であろうと思われる）ものにまで渡るその多岐さ、現代科学のほとんど全ての分野の最先端を網羅しているその領域の広さ・複雑さを考慮し、一括してここに分類した。
以下、ほんの一例を挙げる。着やせする上にニヒルな笑みを浮かべることのできる戦闘用巨大人型兵器、裏返して着るとパワードスーツになる実験用白衣、加重力光線砲を仕込んだ腕時計、非常に巨大でイヤな名前のムシ歯治療器、エンゲル係数低下装置、お湯を流してもベコンとならない流し台、他。
特筆すべきは、そのいずれにも設計者の名として「科学という名の悪魔に魂を売った天才科学者・岸和田」と記されていることである。しかし、一個人がこれだけの分野に精通しているとは考えにくい。従って、『岸和田』とは、ある先端科学者グループの名であろうと推測される。
関連アイテムがW??-0007Jに保管されている。
{漫画 『岸和田博士の科学的愛情』 トニーたけざき 講談社コミックス}
●戸籍原本
記述された人員が数百人に及ぶ戸籍の原本。戸籍筆頭人とその配偶者、数百人の男性子(義理の子を含む)、１人の女性子が記載されている。
これは性別によるきわめて精度の高い産み分け術が存在し、また、肉体的・金銭的に過酷な出産における母子の健康管理術および資金運用術が存在することを示唆している。
この技術が軍事応用された場合、簡易に兵士の補充が行われ、各種紛争が長期化・激化するであろう。
{誌上読者参加ゲーム『SISTER PRINCESS』メディアワークス(電撃Ｇ’ｓマガジン掲載）｝
●本能寺の変の背後関係についての古文書
本能寺の変にいたる経緯、それに関わった人物、作戦概要、信長殺害後についての謀議の内容などが記されている。
この古文書は日光東照宮内で発見された。炭素分析による年代同定では、安土桃山時代末期から江戸時代初期に書かれたとなっているが、筆跡鑑定の結果、明智光秀の自署である可能性も指摘されている。