●ノート
表紙に『高松翔』と記名がなされている。
二十数年前に発生した大和小学校爆発・消失事件で行方不明になっていた『小野田勇一』(通称 ユウちゃん)が、事件発生から数ヶ月後に発見された際に携えていたノート。
表紙の『高松翔』は、当時大和小学校6年2組に在籍していた高松翔のこ とであると思われ、事実筆跡も一致している。
自然環境が破壊された未来の地球にタイムスリップした大和小学校の教員・児童たちが遭遇した、想像を 絶する事件を日記形式で著したものである。このノートの内容は、環境庁の環境保全ガイドライン作成時に参考にされ、その後本倉庫に保管された。
なお、『小野田勇一』は、現在、表向きは環境庁職員に採用され、厳重な監視下に置かれている。
また、現在高松翔の母親、および登校しなかった、または遅刻したことで難を逃れた大和小学校同期生たちによる、スペースシャトルの買取運動は現在も続けられている。
{漫画 『漂流教室』 楳図かずお}
●ノート(二冊)
木野瀬英夫医学博士の研究ノートとヴィクトル・フランケンシュタイン博士の日記、計2冊のノートの写し。人造生命の製造法が記されている。
大正十四年、戸塚原の陸軍化学研究所で人造生命の製造実験が 行われた際に、隠密裏に写された。 なお、オリジナルは焼失している。
{小説 『帝都探偵物語』シリーズより『人造生命の秘密』 赤城毅 中央公論社}
●ファウゼンフェルスの手記(抜粋)
大円寺家連続殺人事件、世に言う人狼事件の重要証拠物件の内、人狼 変化の秘法に関わる部分の抜粋。
「激しい恨みを持つ者が、満月の夜に殺したばかりの猫から取った脂肪にアニス草を混ぜ、体に塗った後自らの生まれた土地の狼の毛皮を身に纏い呪文を唱える」と人狼に変化出来るとある。
KBA-0007Jに関連物件あり。
{小説 『帝都探偵物語』シリーズより『闇を呼ぶ人狼』 赤城毅 中央公論社}
●写真と録音テープ
一枚の写真には、自民党官房長官 中川秀直氏と右翼団体幹部の会食風景、別の写真には、中川氏宅のベットでくつろぐ女性が写っている。
録音テープには、覚醒剤問題について当該女性に情報をながしている中川氏自身の肉声が録音されている。
{本当}
●法案
衆参両議会を、終身、世襲制にすることを骨子とする選挙法改正法案。
●写真
北朝鮮に拉致されたとされる人々が、無事第3国を旅行している姿が写っている。
●報告書
山科 高明 子爵によるスコットランド・ヤードの極秘資料閲覧に関する報告書。
ジキル博士事件の詳細と、ジキル博士の手記の写しで構成されている。
KZF-0008Jに関連物品が収納されている。
{小説 『帝都探偵物語』シリーズより『さらば美しき魔女』 赤城毅 中央公論社}
前期旧石器時代(約60万年前)の地層から掘り出されたもの。当時、既に日本が中国の領土であった証拠が含まれている。
●「エリア51」プロジェクトの計画書
米国のオーロラプロジェクトの波及効果によって発展したIBM、intel等の半導体技術に対抗するため、日本の某半導体メーカが立ち上げた次世代半導体プロジェクトの計画書。
既に新たなUFOを入手済みと記載されている。
{ノーコメント}
飛騨の山中で撮影された。アメリカン・フットボールのヘルメットを模した古墳の写真。米国・タンパでも同様の遺跡が発見されており、有史以前、米国が日本の植民地であった可能性を示している。
{朝日新聞}
●逮捕令状
東京都内某所にあるゲーム関連グッズ販売店の店長に対する逮捕令状。不法入国をした未成年者を過酷な条件での労働に従事させた事による労働基準法及び児童福祉法違反の容疑で発行された。
当該の未成年者が宇宙人であることが判明したため、その存在を隠蔽するため執行は直前に中止となった。
なお、当該の未成年者を入国管理法違反による保護を建前として確保することも検討されたが、異星人に対する法整備が整わない現状では無理があるため見送られた。
{(株)ブロッコリー「ゲーマーズ」マスコットキャラクター デ・ジ・キャラット}
「あなたも30分で原潜が操縦できる」とのサブタイトルがついている。
●ギネスブック申請書
支持率最低の首相として森首相を申請したもの
{……}
●新式人物捕獲手順
新たに提案された、倉庫に搬入する人物を捕獲する手順の説明資料および実行書。表紙に「不採用」の印が押されている。
説明資料の序文で、この手順の特徴を「薬物や恐喝等による今までの手順では周辺住民に対する擬似記憶の作成期間が短期間であり、その内容に矛盾が生じやすいが、当手順は擬似記憶を徐々に作成するため矛盾が生じにくい」と謳っている。
その手順の概要は、
1. 対象人物の幼年期における精神的外傷を探り、その外傷を癒すことのできる異界への転移の盟約を行ったという擬似記憶を段階的に作成する。
2.上記の進行に合わせて、対象人物の周辺住民から対象人物に関する記憶を消去する。このとき対象人物と関係が少ない人物から消去することにより、転移の時期が近づいていることを対象人物に理解させる。
3. 近辺の記憶消去が完了した時点で対象人物に接触し捕獲する。
となっている。
今までに4回試行がなされ、その結果は順に「成功」「試行中に病死」「周辺住民の記憶消去に失敗」「試行中に精神的外傷が解決し失敗」となっている。
そのため、「病死の1回を除いても成功率1/3では非効率的である」という結論が添付さ れている。
FBA-0068Jに関連アイテムが保管されている。
{ゲーム 『ONE〜輝く季節へ』 タクティクス (パソコン版)
『輝く季節へ』 キッド (プレイステーション版) }
内閣官房室より、検察庁に対して発行されたもの。図書券、チョコレート、ピーナッツ等が載せられている。
EZF-0101Jに関連アイテム有り。
{本当?}
近年低迷していた自由民主党の支持率の回復を図った計画書。
具体的な手順としては、
となっている。
{本当...だったらやだなぁ}
日本の総理大臣あて
「GWに息子が遊びに行くのでよろしく」とかかれている。
{時事ネタ}
●書簡
ディズニープロダクション法務部からGAINAXにあてられたもの。内容は、2001年の新作『アトランティス』に対し、何らかの法的行為が行われた場合、過去にGAINAXがパロディ、パクリの元としてきた数社のアニメプロダクションから集団訴訟を起こさせる準備があるというもの。
{アニメ映画 『アトランティス』 ディズニー、
アニメ 『不思議の海のナディア』 GAINAX}
動物または非人類人型生命体とのあいだに子孫をなしたことを示す古文書、多数。
種族の壁を越えた生殖を行えることが証明可能である。 これは人間と他の動物との間に確たる違いがあるという教義があるキリスト教圏の某国にとっては決して認めるわけにはいかない事実である。現代の生物学の定説に反する記録で もあるため、某国秘密倉庫本部の強い意向によって当物品は搬入された。
{各地の民話・昔話、
小説「妖魔夜行 私は十代の蜘蛛女だった 」山本 弘}
徳島県にある古寺から発見された書物。
鎌倉時代の地元の郷士が、文永の役と弘安の役で元軍と戦った折りに見聞きしたことを書き記したものである。
これの記述によれば、文永の役で元軍が攻めてきた際に大掛かりな時間改変が行われ、その結果元軍は日本から撤退したことになっている。さらにこの時の現地関係者一同に記憶の操作が行われ、この書物の著者以外は時間改変を行った者たちと接触したことを、全く覚えていなかったという。
実に驚くべき内容の書物であるが、書物に使われている紙とおぼしきものが当時存在しないはずの高分子合成素材であることや、『退魔戦記』という表題が鎌倉時代よりも後世の文章表現で成しうる書名であることなどから偽書の可能性もあり、今後更なる調査の必要があるというのが司書グループ全員の統一見解である。
なお、この書物の文中で『たいむぱとろうるのびんす・えべれっと』なる人物の存在が言及されているが、これが時間改変関係の報告書にしばしば登場するタイムパトロール隊々員 『マンス・エヴァラード』と同一人物なのではないか、という指摘が調査に当たった研究員から寄せられている。
{小説 『退魔戦記』 豊田有恒}
●情報操作マニュアル
夕刊スポーツ紙である東京スポーツおよびその系列紙の、半分に折り畳んだ状態での1面見出しが常に真実であることを示す証拠、多数。
同紙の見出しは折り畳んだ状態では信用できないというカバーストーリーを流し、1面見出しに隠蔽したい事項を記述することによって逆にその事項の信頼性を失わせるという陰謀の手順書も同時に搬入されている。
●警察分割民営化に関する計画書
国営警察の不祥事や犯罪の増加・凶悪化に伴って、構造改革の一環として作成された計画書。
警察機構を自治体ごとに分割、必要に応じて半民営化することが提案されている。具体的には自治体ごとの警察組織の整備ほか、地域ごとに保安官を設置や民間による犯罪捜査業務の認可などが提案されている。
{漫画 『シェリフ!』、『ハンター・キャッツ』 あろひろし}
一枚のMOディスクに記録された、隠蔽工作前のゼノスケープネットワークのミラーサイトデータ。輪廻転生が実在することが証明可能である。
{TRPG 『輪廻戦記ゼノスケープ』}
●Mファイル
「ヒトの神」と呼ばれる人物についての調査ファイル。
対象人物は、5,000年以上の昔より「転生」という手段をもって存在し続け、現在は『陣内悟』という青年として生活しているとされている。
ファイルには,現在に至るまでの系譜も付記されているが、中には北欧神話との関連性にまで言及しているものもある。
すでに、かの人物は,重力制御をはじめとする現代科学を遙かに越えた技術を有していることが判明しており、各地で発見されるオーパーツの多くが彼の手になるものと考えられている。
なお,巻末には、彼のように転生を続けている存在が複数存在する可能性が示唆されている。
一度は、某国秘密倉庫から流出したものを、コレクター『DARTY FACE』の手で再収容された。
{小説 『リムーブ・カース』(上・下),『DADDY FACE 世界樹の舟』伊達将範 電撃文庫 メ ディアワークス}
「外務相職員は、公人として手段を選ぶことなく公私を混同すべし」と記載されている。
●米国同時多発テロ事件に関する文献
テロ組織『アルカイダ』の指導者、『ウサマ・ビンラディン』師が、2001/9/11に発生した同時多発テロに関与している証拠として米政府から日本政府に関して提示された書類。
表題のみ書きこまれた表紙の外は全くの白紙である。
●始末書
日本国内での狂牛病発生に関する厚生労働省からのレポート。別の事件の始末書をひな形に作成したらしく、一部、肉骨粉を血液製剤、狂牛病をAIDSと書きちがったままである。
地上から撮影されたもの。レーザー光線で描かれた巨大なピースマークが写っている。
●登記簿
愛知県の名古屋市と尾張旭市の間にある地図に載っていない土地(いわゆる幽霊土地)の登記簿
{本当 TV 『うわさの東京マガジン』 TBS 2001/11/18放送}
●オメガ・ファイル
地球の先住民族ノンマルトの文明の痕跡を証明する資料の総称。
内容はノンマルトはもともと地上に文明を築いていたが、「人類」による宇宙からの侵略によって海底に追いやられたということを示すものである。
我々人類が地球起源の生物ではなく、かつ侵略者であったという事実は、世界が混乱するのみならずM78星雲人に代表される異星人の非好意的な介入を招きかねないため、慎重な隠ぺい工作(EZF-0010Jもその一つ)の後に搬入された。
なお、この事実を知った者は元ウルトラ警備隊隊長キリヤマや搬入したコレクター自身も含め、全て行方不明として処理されている。
{特撮ドラマ 『ウルトラセブン(平成版) 最終章六部作 わたしは地球人』}
宇宙人の格闘技の試合中継を多数収めたテ ープ。
一応プロレスのルールに則った戦いが繰り広げられているが、その中に は対戦相手をラーメンにして食べてしまう、凶器攻撃で相手を本当に殺し てしまうなどという残酷なシーンが数多く見受けられ、抹消処分は妥当かと 思われた。
電流で巨大なメビウスの輪を作る、雷雲から発せられた稲 妻を固体にして投げ槍にする、挙げ句の果てには地球を逆回転させて時 間を逆行するなどといった、既知の物理法則を超越した現象も一緒に収 録されていたことから、研究資料として保管する事が決定した。
{漫画 『キン肉マン』、『キン肉マン2世』 ゆでたまご}
●表札
『ムネオハウス』と書かれた表札
設計者の一部に、鏡像世界出身者の存在が確認された。
新聞記事、論文、ビデオテープ、商標願い等2002年1月以前のものが全て搬入されている。
近い将来予想される異星人艦隊の襲来にそなえ、現在修復中の宇宙戦 艦、およびそれに搭載される可変戦闘機、人型兵器で構成される新軍隊 の隊員募集要項。現在隊員の募集をインターネットで行っている。
なお、「設定に文句をつけるだけでちっとも出撃しようとしない」ことが予測 されるため日本人の募集はおこなっていない。
{ロボテック}
中国・瀋陽の日本総領事館で撮影されたもの、ベンチに座っている男性2名と共に総領事と首席領事の2名が映っている。
『宮本武蔵』による『五輪書』の草稿と思われる断片。
「六十余度勝負すといえども一度も其利を失わず」の横に「唯一 度を除き」の一言を入れるかどうか推敲を重ねた跡が残っている。
{マンガ 『修羅の刻』 川原 正敏}
●16oフィルム
アメリカ陸軍保管庫に収められていた。
中には陸上自衛隊のレンジャー部隊が3人、ベトナムのジャングルを行 軍・戦闘している様子が映っており、自衛隊が当時ベトナム戦争に参加し
ていた証拠と思われる。
ただし、レンジャー部隊員の顔が猿になっているところから、北ベトナム 軍のプロパガンタフィルムの可能性もある。
{漫画 『Cat Shit One』 小林源文}
●米国特許第一号
都内某所にある米国特許事務所の古い箱の中から発見された。
検討の結果、これはタイムマシンの動作原理と 設計図と見られる。
また、実機の写真もつけら れており、申請者はこのタイムマシンでやって来たものと思われる。
{ボードゲーム 『U.S. Patent No.1』 CHEAPASS GAMES}
政府がステガノグラフィーの実験に使用していた。市販品では解読の難易度をあげるために一部データを変更している。