通常は、体長0.1cm程度の卵の形で海中に漂っている。
一旦、宿体(ホスト)生物の傷口等から体内に入り込むと、血液の養分を吸収して急速に孵化、増殖し、体長約1 cm、総数数十匹のフジツボ型の生物群体へと成長する。
最後には体内を突き破り海中に卵をばらまく。誤って人間の膝から内部に入り込み、ひざの裏に寄生した寄生生命体を病院から回収。
{都市伝説}
●寄生生物
外見は体長数mmのゴキブリそっくりである。
胃痛を訴えて死亡した男性を解剖したところ、胃の中に大量に寄生していた。
{都市伝説}
内部は亜空間トンネルで日銀の大金庫につながっている。
{参考 朝日新聞日曜版 1999/02/14}
●きのこ
[[注意:完全に外気から隔離した状態で保存する事]]
ヨットの漂流事故の唯一の生存者の体に付着していたカビを培養したもの。
麻薬成分が含まれており常習性がある。また、食べつづけるうちに体が変化し、きのこその物へと変身する。
生存者の証言によれば、南太平洋の或る無人島周辺での核実験により島のきのこが突然変異した物らしい。ヨットがその島に漂着した時、彼の体に付着 し たようである。
{映画 『マタンゴ』}
●ガラス製の仮面
内閣諜報局が米国の諜報チームの特殊ラバー製変装キットに対抗するために開発したもの。
着用者の思念によって動作し、表面、の屈折率を変化させることで着用者の顔を別人に見せる。特殊ラバー製変装キットと比較した場合、連続して複数の人間に変装が可能という点でアドバンテージを持っている一方、非常にもろく壊れやすいという欠点もある。
●ぬえ
日本に古来から存在する怪獣(一種のキメラ)であるが、70年代中頃、テレビアニメでロボットがメジャーになったころに捕獲された。
デザイン用具を与えるとテレビアニメ等の設定資料を描き始める。B??-0001Jに納められているものの一部のデザインをしたのもこの怪獣らしい。
●巨大なバクテリオファージ
バクテリオファージは、本来は大腸菌などに寄生する電子顕微鏡サイズのウィルスなのだが、小学校の野外観察の授業中に藪の中で発見されたこのサンプルは、全長20cmほどもある。
その無意味な大きさから、米国製ではないかという説もあったが、それにしては作りがあまりに精密でありすぐに否定された。
このサンプルは、「試食」を行なった際に焼かれたため、DNA構造などの解析は困難である。なお、試食の結果は、かなり美味しい物だったらしい。
{『宇宙家族カールビンソン』 あさりよしとう、徳間書店}
●かつら
半永久的に ズレることもなく、見た目も「天然の髪の毛」と まったく区別がつかない。
創業直後の『アデランス』より回収した、裏側には 試作品 と書かれた ラベルが貼られている。
書類上は2個になっているが、実際に収納されているのは一つだけである。コードネーム『サングラスの男』によって回収された。
●革製のひも
長さ 30cm 前後の皮ひも。
成分分析にかけた結果、現在存在を確認できない未知の生物の遺物と判明、目下より詳細な分析を続行中。
この皮ひもを煮つめて作成したダシを使用した料理を食用すると、とても すばらしい育毛・養毛効果があったらしい、しかし、自ら立候補した研究員の一人で実験してみたが極めて遺憾ながら その効用を確認できなかった。
{漫画、アニメ 『らんま1/2』 高橋留美子}
頭部を完全に覆う鉄製の仮面。特製の鍵を使用しないと着脱不可能。装着時には両眼部および(格子ごしで)口顎部しか露出しない。装着時は食事を格子ごしに行うしかないが、洗顔及び洗髪・散髪が可能である。
幼児虐待の証拠として搬入されたが、着用者の身体成長にあわせて大きくなったとの報告もあり、現在その真偽を調査中である。
{TVドラマ 『スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説』}
一見、極普通の単なる『白い羽根』に見えるこの物体は、明らかにこの世界の原子組成とは異なるものである。
収集に当たったコレクターの証言では、人間(美形が多い)の背中から直接的に生えていた物であるらしい。ただ、その直後に当該人物(羽の生えていた人物)が消滅する事がほとんどであったため、詳しい内容は不明である。
当該コレクターは、『あくまで個人的意見』と前置きした上で、『天使の羽根ではないか?』との見解を呈している。
{漫画、アニメ 『カードキャプター さくら』 CLAMP なかよし
他、多数のアニメやマンガ}
バラ科サクラ属に属する寄生植物の種子。
同梱の古文書によると、これと同じ種子を飲み込んだ男性の頭部よりサクラに似た植物が生えてきたとある。この植物は空間歪曲能力および重力制御能力を有し、寄生者の頭部で当植物の花見が可能であったとの記述も見受けられる。
●木箱
4つの木箱、長い間水に漬かっていたらしく表面は薄汚れているが、かろうじてムッソリーニ家の紋章がきざまれているのが見える。
第二次大戦後にイタリアから持ち込まれたとの記録が残っている。
{毎日新聞 日曜版 1999/08/29}
各地の寺院から収集されたもの。門外不出の寺宝である場合がおおいため、ほとんどの場合、代わりに猿のミイラを設置してある。
俗に「けさらんぱさらん」と称される異性物。日本各地に伝承として存在する。地方によって”へいさらばさら””てんさらばさら””ケダママダラ”等の異名がある。
空から飛来し、うさぎの毛のような綿状。大きさは1センチ前後。おしろいを食べることで成長。一説によると増殖する種もある。持っている者に幸福を招くと言われている。綿状の毛の中心には肉状の核がある。
その生態、生物学的構造なども一切不明。そもそも本当に生物なのか も不明だが、確実に成長はする。意志の疎通は不可能である。
●女性
HBC−0007Jの常飲者と思われる女性。F県F市で確保されたが、当時危篤状態であったため、詳しい検査をする事無く冷凍保存された。そのため、彼女にまつわる「完全な死亡状態から復活した」などの報告例は検証されていない。
{漫画、アニメ 『エクセルサーガ』}
●チキンモンスター
巨大化したニワトリの死体が冷凍保存されている。
通常のニワトリにスライム状の地球外生物が寄生した結果巨大化し、狂暴になったものらしい。巨大化に伴う副作用か、羽が抜け落ちている。
東京の郊外の農場で発生した。急激な巨大化と羽がないことによる 処理の簡略化が期待できるということで食用になるかどうか研究中。
{映画 『D』 ビルドアップエンターテイメント}
●古代植物の種子
ジュラ紀に生息していたと考えられる、植物の種子。食虫植物の一種で、根から動物の血液を吸い取る。成長すると数10メートルになる。
{TV特撮 『ウルトラQ』 より マンモスフラワー 円谷プロダクション}
●宇宙胞子
低温真空状態にて保存。奈良丸博士による子細な研究書が添付されている。
研究書には、この胞子は、あらゆるエネルギーを吸収して成長を続け、吸収する物 がなくなると、分散し胞子の状態にもどると記されている。
{TV特撮 『ウルトラQ』 より バルンガ 円谷プロダクション}
●金属製ネジ
大体350ml缶ぐらいの大きさの、金属製ネジ。形状はいわゆる丸頭のネジに酷似しているが、ネジ山はない。U.S.ARMY 1957 と書いてあるシールド ボックスの中に収められている。
シールドボックスから取り出すと、ネジの頭に相当する部分から、青白い光と発振音を発しながら、コマのように立ち上がり、常に北の方向へと転 がろうとする。一万ボルト以上の高圧交流を加えると、一時的に動作を停止する。
金属は合金であり、鉄、アルミニウム、微量の銅、マンガン、チタン、炭素 が含まれていることは確認されたが、それらの単なる合金とは全く異なる性質を有し、極めて堅固で、対摩耗性に優れる。X線、磁力線、電子線を透過しないため、内部構造は不明。ただし、重心、密度などを鑑みれば、内部に何らかの構造物を持つ事が容易に推測できる。高い導電性を持つ 一方で、熱伝導率、膨張率とも極めて小さい。炭素同位体による測定結果は、ごく最近このネジが作られたことを示している。ただし、これはこの ネジが、他の金属と同様に、鋳造後は炭素14を外部と交換していないという前提に基づくものである。
{映画 『アイアン・ジャイアント』}
●月光蝶の繭
全巨大な繭状の物体2つ。ひとつは全長2m,もう一つは全長20 m程である。何らかの未確認物体を包み込んでいるように見える。
大部分は繭糸状の物質であるが、一部は活動しているナノマシーンであることが判明している。しかし、内部に何があるのかはあらゆる調査をもっていしても不明である。
一度だけ作動をした際、内部の未確認物体から大量の物質分解ナノマシーンが放出され、周囲の地域が文字どおり灰塵と化したため、以後、停滞フィールドにおかれている。
{アニメーション 『ターンエーガンダム』}
●鰐と猫の標本
某都市が台風に見舞われ、排水のために閉鎖されていた下水溝の扉を開けたときに流出してきたもの。
白い巨大鰐と白い猫(多数)の死体で、通常より巨大な一匹の猫は鰐ののどを食い破り頭が完全に鰐の体内に埋まっていた。
解剖の結果、退化した眼球や発達した聴覚など暗闇に住む生物の特徴のほかに脳が異常に発達していたという。(精神感応に重要な部位が特に発達しているという説もある)
FBA-0026Jに関連アイテムが収納されている。
{小説 『群猫』 筒井康隆 『東海道戦争』に収録}
●石版
C14による年代測定では、有史時代以前の物として同定された。表面には、古代文字が彫りこまれている。解読の結果、http://www.て始まる一連の文字列が検出された。
{漫画 『ゼロ』 里見 桂&愛 英史 集英社 スーパジャンプ連載中}
●陸棲魚の標本
江戸時代に採取されたと思われる、陸棲の魚類の骨格標本。「目黒産 秋刀魚」とラベルが貼られている。某大名家の末裔が所有する蔵より搬入された。
遺伝子レベルでは、海棲のサンマと比較して個体差以上の差は見られない。しかしながら、当該サンプルは目視で判別できるほど、特に脂ののりがいいという結果がでている。それを裏づけるデータとして、同梱の古文書によると、江戸時代、当時の当主が当物品を食した数日後、海棲のサンマを食べ、そのあまりの脂ののりの差に、サンマは目黒産に限るとの発言を行ったとある。
発言当時においてすでに、目黒は陸地であり、また、目黒からもっとも近い海は(現)東京湾であって外洋を周泳するサンマが捕獲できたとは考えられない。
したがって、現在では不明の理由によって陸棲種が誕生し、江戸時代初期まで存続していたが、その肉の味の良さゆえ乱獲にあい絶滅したものと思われる。
{落語「目黒のさんま」}
●.加工された?岩石 [OOPS]
原始人の化石と同じ層から発掘された岩石であるが、割れ目を復元すると明らかに「ギャー」などといった叫び声・擬音などの形になる。世界最古の文字である可能性も考えられる。いかにして加工されたかは不明。
{漫画 アニメ はじめ人間ギャートルズ}
千葉県浦安で捕獲されたもの。一見着ぐるみ風だが人間に近い構造、内部組織をもつれっきとした生物。発声器官は備えていない。魔法を使う、テレポート能力をもつともいわれている。
{ディズニーランド}
[バイオハザード 万一の漏洩時には、接触の可能性のあるものをすべて高温の火炎にて消毒のこと]
●病原体
『IRNI 国立予防医学研究所』より搬入されたもの。感染者を発火させるかび、カニバリスムを誘発する寄生体、パラノイア傾向を起こすウィルス等13種の病原体。
{小説 『病の世紀』 牧野 修}
●記憶操作耐性者
10代後半の、長髪をゆるく三つ編みにした少女。所持していた傘も同時に搬入されている。
この人物は当倉庫が所持するあらゆる記憶操作手段および催眠手段に対する耐性を持っている。
その耐性の秘密の調査はすでに行われ、遺伝子的な要因ではないことまでは判明しているが、それ以上の調査は当人を催眠状態にすることが前提であるため、実施することが不可能である。
また、当人への協力依頼も「嫌です」の一言で一蹴されたため、将来の催眠技術の向上を期待して保管されている。
EZF-0134Jに関連アイテムが搬入されている。
{ゲーム 『ONE〜輝く季節へ』 タクティクス(パソコン版)
『輝く季節へ』キッド(プレイステーション版)}
●合成生物
FBA-0035Jと水生軟体生物の合成生物らしい。
●紙
大英図書館の印章入った大量の紙片。どう見てもただの紙であるが、銃弾を食い止めた、コンクリート壁を切り裂いた等の報告もある。
{漫画 小説 アニメ 『R.O.D READ OR DIE』 倉田英之 スーパーダッシュ文庫}
●イルカ
個体名『ホワイティ』と名づけられたイルカ。関西弁で会話し、航空機の操縦技術を習得している。
イルカでありながら地上を歩行し、また、ベッドで眠る習性を持っている。愛用していると思われる飛行帽から出ている球体に関しては一切が不明。
BCP-0038-1Jに関連アイテムが収納されている。
{ゲーム 『ソニックウイングス』 シリーズ ビデオシステム}
●199X層からの出土品
国内某所で発見された放射性物質を大量に含んだ地層よりの出土品多数。
炭素分析では現代にあまりに近かったため十分な測定精度が得られなかったが、出土品の鑑定より1990年代の物品と推定されている。
その後、当該地層は世界的に特に関東平野においてひんぱんに発見されている。
内部からはしばしば、全身をバラバラにされた人間の化石や人間より大きい馬の足跡などが発見される。
{マンガ 『北斗の拳』 原哲夫}
●未確認生命体の標本とそれに関する資料
東京を中心に大量殺戮を行い、未確認生命体と呼ばれた、古代生物『グロンギ』の標本と資料。
人間と動植物のハイブリッドのような姿から、当初は人類とは別種の生物と思われていたが、死体の解剖を中心とした詳細な分析により、本来は人類とまったく同じ生物で、腹部に埋め込んだ、分子、原始レベルの変化を行う未知の物質によって一時的に変身していた姿ということが明らかに
なった。
だが、未確認生命体が人類と同じ生物であることが明らかになると、人 権、法律などの様々な問題が生じるために、その事実は隠蔽されることと
なった。
また、同じく未知の物質の作用によって変身して未確認生命体と戦い、 一般に「未確認生命体第四号」と誤認されていた現代の日本人青年に関 しても、その事実が明らかになった場合、やはり法律的問題が多々生じるために、その事実を隠蔽し、あくまでも未確認生命体の内の一体と情報操 作を行った。
なお、この資料の一部は、警視庁に提供され、対未確認生命体用強化服『G3』ユニットの作成に使われた。
{TVドラマ 『仮面ライダークウガ』、『仮面ライダーアギト』}
●日本人の遺体
戦国時代の忍者と思われる遺体。死因は窒息死であり、真空中で保管されていたため保存状態は良い。
月面で発見され、アポロ11号によって持ち帰られた。
{小説 『産霊山秘録』 半村 良}
●MM-88
[取り扱いにはP4レベルの管理が必用]
密封されたガラスのアンプルが液体窒素に漬かっている。
中にはインフルエンザウィルスと隕石より採取されたDNAを融合させることにより作成された極めて危険なウィルスが入っている。
このウィルスは当初インフルエンザに似た症状を引き起こし、それだけで も患者が死亡することが多いが、患者の冠状動脈に致命的な損傷を引き
起こし、治癒したと見られる患者も100%心臓発作で死亡する。
ワクチンは通常の方法では作成できず、中性子線を照射してウィルスの 遺伝子を破壊することによってのみ作成できる。
{小説 『復活の日』 小松 左京 }
[休眠中のため、常に氷温以下に保つこと。万一、常温になった場合にも決して他の生命体を数メートル以内には近づけないこと]
全長 5 cm程の毛虫状の寄生虫。その組織はいかなる生物とも類似性を持たない。
謎の爆発事故を起こした富士山近くの建造物(『ドレス』と呼ばれる研究機関のものらしい)より発見された。
残された資料から、この寄生虫に寄生された生命体は寄生虫を守るために信じがたい程の生命力と攻撃・防御能力を有するという(鉄をも溶かす溶解液:バオー・メルデッティンパルム・フェノミナムや銃火器を簡単に切断できる刃:バオー・リスキニーハーデン・セイバー・フェノミナム、6000V超の発電能力:バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン等)。
更にこの寄生虫を人間に寄生させる実験もこの建造物内で行われてい たらしい。
どのようにすればこのような生命体を創造できるのかは一切不明であ る。
{マンガ 『バオー来訪者』 荒木飛呂彦}
完全に左右対称な屍体。
{小説 『リヴァイアサン』 大塚 英志 講談社NOVELS}
神戸の試作工場から脱走し、電車の壁面に取りついて逃走中に捕獲された。
試作2号機には加速装置が装備されたらしく、新幹線のホームから飛びおりての逃走に成功している。
●怪鳥の卵
冷凍保存状態の卵。アラスカの氷河で油田開発に参入していた日本企業が化石として土産に持ちかえった。その後の調査により生きていることがわかったときには検疫等の国内持ちこみ手順をいまさら受けることもできず、倉庫に持ち込まれ冷凍してある。
発見時の写真よりも1個少ない。記録によると、発見現場で氷河の割れ目に落としたとのこと。
●抜け殻
東京の住宅地の生ゴミより回収。体長30 cm程のカエルに良く似た生命体の外皮。頭部と思われる部分の帽子状の突起物を含め、ほぼ完全な形で回収された。
表面は、ケロイド状に傷んでおり、大量の紫外線を浴びた形跡がある。
現在、回収されているのは外皮のみのため、本体は今だ東京近郊に潜伏の可能性あり。発見次第回収のこと。
{漫画 『ケロロ軍曹』 吉崎観音}