JJJ 娯楽 楽しみ/面白みをもたらすよう作られた物体 収納数 23
●ビデオテープ2本
ラベルにはそれぞれ「ドラえもん最終回」「サザエさん最終回」と書かれている。
●女性型アンドロイド
酒場で客の相手をするために作られたホステス用アンドロイド。名前は、『ボッコちゃん』。
外見、行動パターン等からは人間と見分けがつかない。ただし会話能力に欠点があり、長時 間客と会話はできない。
飲んだ酒は後から回収できるようなっている。
{ショートショート 『ボッコちゃん』星新一}
●ワールドカップ入場券
多数の1998年パリワールドカップ入場券(使用済)。
日本の政治家,高級官僚,企業重役および彼らの家族の名義になっている。
メガドライブ版テトリス。並びにストリートファイター2ダッシュ。
●雑誌「猫星通信」のバックナンバー
地球上の猫と同形同寸ながら2足歩行を行う地球外知的生命体”猫星人”の兄弟が地球上に潜伏する同胞に向けて作成している雑誌。
この兄弟はインターネット上にもサイトを開設しており、それによると現在すでに27万人以上の猫星人が地球上に潜伏しているらしい。現在、そのサイトの存在するプロバイダに情報の提示要請を行っているが、規約により個人情報の提示は行えないとの回答を繰り返している。なお、交渉の電話では猫の鳴き声により相手の声が聞き取りづらかった事を付記しておく。
{猫星通信}
●漫画原稿
タイトルは、『MMR』、少年マガジン1999年9月14日号に載るはずだったもの。ノストラダムス編が一段落し、ネタにつまった一部スタッフの造反により、MMRと国際陰謀推進機関の関係についての記事が含まれていた。
コレクター組合は急遽MMRへの援助を打ち切るとともに、関係者全員を倉庫内へ収集、原稿を差し替えることで雑誌連載を終了させた。
EZF-0026Jに関連品が収納されている。
{漫画 『MMR』 石垣ゆうき 講談社}
ビッグアイドルグループの解散、著名芸能人等の婚約・離婚等の報道シナリオ。
本来、国家的不祥事報道が加熱した際に、話題性の劣化を促進するために使用するものだったらしい。「使用にあたっては内閣官房長官の判断を仰ぐこと」、との注意書がついている。
高尚な報道番組やニュースでは大衆に与える影響が小さいと考えられてか、ワイドショーやスポーツ芸能紙を対象とした題材のみである。
倉庫に納められているのは「期限切れ」「すでに効力なし」等の朱書があるもののみ。対象となる著名人が本人側の事情で解散・婚約・離 等の記者会見を行ってしまったり、人気や認知度が低下してワイドショーのトップやスポーツ芸能紙の一面を飾れなくなった場合に破棄が決まるらしい。焼却処分をしようとしたものが、どこからか洩れて「デマ」として広がったケースも存在する。
七十億かけて発売された某ゲームの企画書。
ゲームプラットフォームの販売台数に一桁の間違いがある。
基本コンセプトとして『ハリウッドの映画関係者達の横暴に対抗する』と表記されている。
●操り人形
映画TOY STORY 2の撮影に使用されたウッディ達の人形
CG作成期間の不足をカバーするために、実際に映画撮影に用いられたもの。スタジオから盗み出されYahooオークションで競売にかけられところを、事実の露見を恐れた配給会社の大株主によって落札された。
[[女性型は性格が凶暴なため注意。暴れだした場合はプロレスラーを呼ぶこと。]]
●アンドロイド
LEA-0011Jを応用して作成されたと思われるアンドロイド。胴体は人型だが、頭部は市販ゲーム機(なぜか某社のものが多数を占める)に酷似している。
その能力は特にこれといった特徴もなく、何のために作成されたかはまっ たく不明である。おそらくは、市販ゲーム機の宣伝用に開発された物だろう。
付記:当物件の存在を明らかにするアニメが作成されようとしたため、某社からの圧力という名目で計画を排除した。
{漫画 『セガのゲームは世界一ぃぃぃ!』 サムシング吉松}
9人の参加者による冒険ビデオ。殺人、食人等が特撮やCGにしてはあまりにもリアルに表現されている。
{小説 『クリムゾンの迷宮』 貴志祐介、角川書店ホラー文庫}
既に引退、あるいは現在活躍している漫画家たちの犯罪記録。
銃器不法所持、映画フィルム窃盗、から著作権法違反、わいせつ物陳列罪まで多岐にわたる。
ことが公になった場合、青少年のモラルハザードの原因となりかねないとして隠蔽された。
●平成二年のスポーツ紙バックナンバー
平成二年八月十四日の日付のある各社のスポーツ新聞紙。
一面が全てプロレスの特別興業の記事になっており、詳細は以下の通り。
各試合の結果は該当紙を参照のこと。なお少数の新聞が、セミファイナルの前にタイガーマスク(佐山聡)と大仁田厚の試合が行われたと報じている。
DZF-0063Jの冷凍冬眠実験記録を調査する上で、非常に興味深い資料である。
{小説 『仰天・平成元年の空手チョップ』 夢枕獏}
●無生物との会話マニュアル
『ぬいぐるみさんとの暮らし方』、『わにわに物語』、『わにわに物語2』と題された3冊の本。 ぬいぐるみと会話し、ぬいぐるみとの生活を楽しむ事を目的に書かれたものと思われる。
『ぬいぐるみさん〜』は基本的な対ぬいぐるみマニュアル、『わにわに〜』は実際にぬいぐるみと会話した内容を元に書かれている。
伝染性が確認されており、回収を担当したコレクター自身、ぬいぐるみの熱烈なコレクターとなって休養中である。
{エッセイ 『ぬいぐるみさんとの暮らし方』 グレン・ネイブ著/新井素子訳
小説 『わにわに物語』、『わにわに物語2』 新井素子 新潮社}
『光明寺マサル』と名乗る青年が倉庫への収蔵を依頼した二点の楽器。
ギターは完全に破損したものを、テープ等で無理やりまとめた代物。トランペットは高級なものだが、長い間手入れがされていない状態で放置されていたようだ。
調べたところ何の変哲もない普通の楽器であったが、ギターの中から特殊な回路の設計図を収めたメモリースティックが発見された。
この品を持ち込んだ青年からは、持ち主が引き取りに来たら自分と面会させて欲しいという依頼が出されており、回路の設計図の詳細を確認する必要もあるので、現在調査スタッフが全力を挙げて当該人物の割り出しに挑んでいる。
{アニメ『人造人間キカイダー THE ANIMATION』、
『人造人間キカイダー01 THE ANIMATION』 原作 石の森章太郎}
2,002年に韓日で共同開催されたワールドカップのチケット。
イベントの影で両国の『愛国者』が相手国での開催を失敗に追いこもうと、大量に連番チケットを購入するという陰謀が進行していた。この陰謀は開催直前に発覚し、第三国を通じて等量交換が行われたが、結果として両国とも世界に恥をされすこととなった。
一部には、ワールドカップの開催で日程変更を余儀なくされたプロ野球プロモーターの妨害工作もあったとされる。
開催日をすぎたチケットは一部がマスコミに流れたが、多くは両国の秘密倉庫にて塩づけとされた。
●2002サッカーワールドカップのチケット(試作品)
2002年サッカーワールドカップのチケットの試作品。両開催国の威信をかけ、偽造防止のためにはあらゆる手段を取れとの指示が暴走し、誤ってオーバーテクノロジーでしか印刷できない完全な3Dホログラムが使用されていた。
試作品は英国の印刷会社の手にわたる直前に回収され、通常技術で印刷されたものとすり替えられたが結果としてスケジュールに大幅に遅れる結果となった。事情を知らない自治体や下部団体は、印刷会社を非難したが、事情を知る開催 両国政府首脳サイドは詳しくコメントしようとしない。
日本で放映されていた子供むけ巨大ヒーローものドラマの台本。
その最終回の内容が「それまで究極悪として登場して いたカオスヘッダーをすら、存在を許し和解して共存する」話だと知り、某国の対テロ戦略にマイナスと判断して検閲の対象となった。
その後、次回作『ジャスティス』において、某国主観の正義を日本の幼児に刷り込む台本の提供を受けることを条件に番組の継続が許されたが、公安関係者の不手際による情報漏洩から計画は崩壊。ジャスティスの『某国正義バージョン』は使用されないこととなった。
{TV特撮 ウルトラマンコスモス}
●ゲームシステム
『電脳戦記 バーチャロン』と呼ばれるゲームシステム。
『バーチャロイド』と呼ばれる架空の巨大ロボット(推定全高20メートル前後:以下「VR」)に搭乗し、戦闘をするシュミレーション・ゲーム。
実際には軍組織にリンクしており、民間人のVRパイロット適正検査として運用されていた。
もともと、好成績を上げたプレーヤーを勧誘するためのものであったが、戦場でのパイロット不足を解消するため、直接実機のVRコクピットにリンクすることが提案され、実戦に(遠隔操作ではあるものの)投入された。
機体制御及び操縦システム(Mind Shift-Battle System)のバックファイアにより、重度の精神障害(軽いものは疲労感からパニック、発狂、植物状態、最悪の場合、死に至る)をおこすプレイヤーが多発したため計画は中止されリンクシステムは倉庫に搬入された。
{アーケード/TVゲーム 『電脳戦記 バーチャロン』 セガ}
●外国製アニメに関する諸データ
中・露・韓・朝合作のアニメに関する諸データ。
その内容は、第2時世界大戦期を舞台にした、日本軍を陰で操り巨大ロボットを操る悪霊と戦う、出身が中・露および朝鮮半島の美少女3人組および彼女らの乗る巨大ロボットの活躍を描いたものである。
日本軍が行った非道な行為に関する正確な(一部は当倉庫への搬入に値する)描写がなされているため、国民感情を配慮して当倉庫に搬入された。なお、制作各国への抗議は国民が当作品に注目し、当倉庫の隠蔽する事項への開示要求が発生すると予測されるため見送られた。
表現上の理由で発行さしとめとなったもの
{漫画 『ブラックジャック』 手塚治虫}
●CM
あるゲームソフトのCM。これを見た子供達に異常が多発したため放送中止になった。