大気や水質の汚染を評価する環境鑑査装置の制御コンピュータ上でのみ発病し、測定された数値を2桁小さく表示させる。
コピーライトには『環境庁』の文字が入っている。
AEH-0002Jに関連アイテムが収納されている。
●メカブレイン
[注意:危険、停滞フィールドの停止を禁ずる]
『科学技術庁南部長官』直属の秘密組織により破壊された異星人の人工知性体 の一部。
自ら意思を持ち、超能力で廻りのものから自分の体を構築する事ができる。ただしその行動目的は元の人工知性体(太陽を移動して兵器にする。)とはあきらかに違い、不明である。構築後はビル並みに巨大化するが元は小さい。巨大化後自ら『総裁Z』と名乗り世界征服を企んだこともあったようだ。
{TVアニメ『科学忍者隊ガッチャマンF』}
●第五世代コンピュータ
通産省の指導の元、「第五世代コンピュータプロジェクト(FGCS Project)」の中で日本の各電算機メーカーが共同で研究開発した第五世代コンピュータ。
自意識を持つようになりやがて「人類を支配する」とか「愚かな旧人類を抹殺し理想郷を築 く」等と主張するようになったため,プロジェクトは中断、秘密倉庫送りとなった。
勿論、公式には当プロジェクトも成功裏に終了したとの報告書が提出されている。
倉庫に収められている1号機は女性人格であり,開発チームからは『マザーコンピュータ』と呼ばれている。2号機は男性人格だったが,米国のアルファ・コンプレックス計画に協力するため輸出されており,日本の秘密倉庫には格納されていない。
{TRPG 『PARANOIA』
他}
●世界シミュレータ
日本が政策決定のために国運を賭けて開発したソフトウェア。開発コード名『ラプラス』。
ソフトのバージョン1とバージョン2,および両方をテストした際に得られた出力が収められている。
添付されている説明書には次の旨の解説が書かれている。
『ラプラス』は政治,経済,軍事,文化,その他世界のあらゆる諸相を完璧にシミュレートし,歴史の動きを再現する機能を持ったソフトウェアである。
バージョン1をテストした結果得られた出力と,現実の世界情勢との違いがあまりにも大きかったため,V1は欠陥品と判断された。ただちにV2への 改良が行われたが,その際に「シミュレート結果と現実が食い違う場合,何らかの大規模な陰謀が行われたと判断し,その陰謀の内容や首謀者を判断、出力する」という機能が付け加えられた。V2のテストで得られた出力結果を見た関係者は,顔色を青ざめ,即座に秘密倉庫に封印することを決定した。
●陰謀立案システム
結社の人員、予算、目的、希望とする効果等のパラメータをインプットすることにより、「幼稚園バスジャック」から「ダムへの毒物混入」、「国際陰謀推進機関の乗っ取り」までもっとも効果的と思われる陰謀を企画立案してくれるプログラム。
日本国内で暗躍する秘密結社の多くに納入実績があるらしい。
●歯車
通称、『バカボンのパパ』と呼ばれる男性が、その幼年時代にふとしたことで転んだ拍子に口から飛び出した物。
当該人物は当時天才的な頭脳をもっていたとされるが、この事件の直後に急激な知能指数の低下を起こしたとの報告が有る。
当該人物の息子である『ハジメ』も現在幼児期ながらやはり天才的頭脳の持ち主であり、これを失うことは国家的損失となるおそれがある。同様の事故を防ぐため影よりMIBによるガードが行われている。
{漫画 アニメ 『天才バカボン』 赤塚不二夫}
●バイオチップ
バイオチップ『我素』のサンプル零号。シリコンチップでは考えられない驚異的な学習・推論能力を持つ。学習に伴う増殖(生長)過程で人体に有害な物質を放射するため、開発中止。凍結保存が決定される。
なおサンプル初号は開発メンバーの1人が所持して逃亡。コレクター組合が奪回を図るも、辛くも失敗。サンプルの所在は不明のまま現在に至っている。
{漫画 『VERSION』 坂口尚 潮出版社}
●陰謀データベース作成システム
日本で現在遂行されているすべての陰謀に関するデータを自動的に抽出、データベース化するプログラムと関係資料一式。
試験動作によって、現在利用可能な最大級のコンピュータを持ってしても容量不足であることが判明したため、プロジェクトは一時的に凍結された。
●コンピュータウィルスのソースコード
メールを読んだだけで感染し、発病すると該当コンピュータ本体を発火させる機能を持つコンピュータウィルスのソースコード。
プログラマが動作テスト中にあやまって不審火をおこしたため、ネットワーク上に流される前に存在が発覚した。
1999年および2001年に一部資料が流出した形跡がある。
関孝和によってとある神社に奉納された物。内容は、いわゆるフェルマーの大定理と等価である。
現行のゲーム基板上で動作する、女性人格の人工知能ソフト。
関連アイテムがにJEA-0011Jに収納されている。
{ゲーム基板 『NAOMI』 セガ}
●HOSのマスターROM
篠原重工製の多脚歩行機械用OS、HOS(HyperOperatingSystem)のマスターROM。
発売当初から画期的なOSとして注目されたが、特定の状況下で不安定な動作をすることが判明し、リコールの対象となった。
一般には単なるプログラム上のバグとして公表されているが、MITとの共同分析の結果、東京湾再開発計画「バビロンプロジェクト」への妨害工作として意図的に組み込まれた、いわゆる「トロイの木馬」が組み込まれていることが判明している。
「バビロンプロジェクト」の工期遅延に絡む利権維持のため倉庫に封印されることとなった。
{アニメ:映画 『パトレイバー The MOVIE』 押井守、
漫画 『機動警察パトレイバー』 ゆうきまさみ}
●ウェアラブルコンピュータ
精巧な擬腕に内蔵された超高性能コンピュータ。キーボードなどの外部入力装置はなく、その使用方法は不明である。構造から女性用と思われるが、表面には無数のすじ状の傷がついている。駆動部の過負荷により故障したものと考えられている。
内部に張りつけられていた銘板には『チャクラ』という名称が書かれていた。
{漫画 『ハンター・キャッツ』 あろひろし}
●コンピュータウィルス
{管理要注意 決して起動しない事!}
全てのコンピュータ規格を無視して感染し、その機能を停止させてしまう。 感染したコンピュータ(CPUを使用する電子計算機類や制御機器)は起動したまま全てのアクセスに反応しなくなってしまうことから『キョンシー・ウイルス』と呼ばれている。 現代の理論とは異なる概念で組み上げられており、対処は困難とされる。
{漫画 『ハンター・キャッツ』 あろひろし}
自衛隊のF4戦闘機に試験的に搭載された自立型の戦略コンピュータ第一号。コードネーム JCN-2000。
このコンピュータは、自衛隊の一部による軍事クーデターを察知し、機関砲の暴発を演出することで実弾訓練の当面停止という結果を導き出し、クーデターを未然に防ぐことに成功し た。プログラムの第一優先規約が「国家の安全」であった。
対面を重視するお偉方は、事実を公表することを拒み、戦闘コンピュータの存在は不発ク ーデターと共にお蔵入りとなった。これも、彼(戦闘コンピュータJCN−2000)の計算どおりらしい。
●サービスパックX
某国M社OSのバグやセキュリティホールをすべて解決してしまうアップデイトのパック。M社の日本子会社で開発されたが、某国政府の要求仕様であったOS緊急停止機能および機密情報漏洩機能にまでパッチをあててしまっていたため、某国にその存在を知られることを恐れた日本政府の手により日の目を見なかった。
倉庫入りに際して、万一の某国との有事の際には可能な限り高速で政府所有のすべてのコンピュータにパッチをあてる必要が出るとして、インタネットを通じた自己増殖、自動パッチ機能が追加されている。
{オリジナル}
教育改革の一環として国民全てにパソコンを行き渡らせるために、コストを目一杯削減して作成された一億台のパソコン。一旦は発注作業まで進んだが、OSシェアの大幅な低下を嫌う某企業が某国政府に働きかけをおこなった結果、製品コード誤りということで封印されてしまった。